先日ご依頼いただいたお客様からこんなことを言われました。
「提案してくれる設計士によって違う間取りがでてきて、どうしたらいいのか
わからなくなってしまいました・・・。
どちらがいいのですか?」
実はこのようにおっしゃる方はとても多いのです。
とゆうより、何人かの設計士に間取りを提案してもらっている方であれば、
ほとんどの方は同じように感じているはずです。
同じ土地であっても提案する設計士によっては、リビングやキッチンの位置
玄関の向き、洗面所の大きさなど様々なものが異なってきます。
ある設計士はリビング階段を提案してきたり、他の設計士はリビングに吹き
抜けを提案してきたり
これって実は大変なことなんです!
だって、これが一番いいです!って言われているあなたの住む家の間取りが
いくつもあるんですから(笑)
家は一度建ってしまうと、大がかりなリフォームでもしない限り、間取りを
変更することはできません。
部屋の模様替えとは違います。
間取りはあなたの生活に影響を与えるであろう、大切なことなのですから、
提案されているリビングの位置が違うだけでも、もうパニックですよね。
でも実は、どの間取りがいいかを知っている人がいます。
そう
それはあなたです。
設計士は意味もなく間取りを作ったりはしません。
(そんな人にはお願いしてはいけませんよ!)
リビングの位置、玄関の位置、窓の大きさや位置、ダイニングとのつながり
全て意味があります。
その設計士なりの考えをもって間取りを提案しています。
あなたの要望をもとに、自分の考えをプラスして間取りをつくっているんです。
やむを得ず狭くなってしまった部屋や要望を満たしきれなかったことがあった
としても、なぜそうなってしまったのかは必ず理由があります。
その話を聞いて、納得することが大切なのです。
納得できなければ、納得のいくまで間取りを考えればいいだけのことです。
だって、間取りを決めるのはあなた自身なのですから。
ホントはどんな間取りがいいのか、理想なのかあなたは知っているんです。
ただ、それをうまく表現できないだけ
間取りにすることができないだけなんです。
提案された同じ間取りを
「これいいですね!」という方もいれば
「なんだかいまいちな間取りですね」と感じる方もいるはずです。
10人いれば10の間取りがあります。
100人いれば100の間取りがあります。
もし、目の前にあなたの理想に近い間取りがでてきたとしたら、例え意識して
いなくても
「これ、いいかも♪」
と直感的に感じるはずです。
漠然とでも、こんな家にしたい!ということを考えておくことはとても大切なの
です。
その考えがまとまっているほど、あなたの納得のいく間取りに出会える確率は
グンとあがりますよ!
ここで、家づくりのコツその12
あなたの中の「こんな家にしたい」というイメージを持つ
ひとつの間取りに捉われず、いくつかの間取りを見ることは必ずあなたに
とってプラスになります。
同じような間取りを見ているより、他の間取りをみて気づくことのほうが多い
くらいです。
様々な間取りをみて、あなたの納得のいく間取りを探してください^^
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