窓をあまくみるとケガをする!

間取りの重要ポイント

多くの方が迷う、またはどうしたらいいかわからない
という意見が多いのが、『窓』です。

どの位置に窓があるのがいいのか、
どんな大きさがいいのか、
当たり前ですが、これまで窓について考えることはなかったので
判断基準がなく、悩んでしまいます。

ただ、窓も住んでから大きさを変えたり位置を変えることはできません。
『なんでこんなとこに窓があるの?使いにくい!』
このようになってしまう可能性は充分にあります。

ということで・・・
窓や扉について考える練習をやってみましょう^^

下の間取りにあなたなりの扉と窓の位置を書いてみて
ください。

後半で模範解答をお見せしますが、まずあなたが考えて
みることが重要です。
そうすることで、あなたの身になります。

あなたが実際に間取りを提案されたときに
この扉良くないかも
窓位置移動したほうがいいんじゃないかな
とあなたの頭で考えることができるようになります。

そのための練習です。


・窓の位置、大きさを考えてください
・扉はどっちに開くのがいいか、右開き左開きなども
合わせて考えてください
・WICに関しては、レイアウトも考えてください
必要なのは、洋服をかけるパイプと布団をいれる棚です

まずは考えてみてください。

家づくりコツ・設計無料のココロを集める家づくり相談・間取り提案|madori1.jpg

 

家づくりコツ・設計無料のココロを集める家づくり相談・間取り提案

 

では窓と扉をいれた1例を紹介します。
これには正解というのはありません。ただ、それぞれに理由があります。

 

家づくりコツ・設計無料のココロを集める家づくり相談・間取り提案

 

家づくりコツ・設計無料のココロを集める家づくり相談・間取り提案|kotu.jpg

 


【扉の考え方】

扉を開いた際に、邪魔にならないか、人やモノに干渉
する恐れがないかを中心に考えます。

また、扉の取り付ける位置によって、モノが置きやす
くなることもあるので、

この位置だとこんなことが起きる
ここに変えるとモノが置けるようになる
などとシミュレーションすることも大切です。

たとえば、玄関からリビングへの扉は玄関側に開く
ようになっています。

これは、リビング側に開くようにすると、ホールから
リビングへの出入り口と干渉する恐れがあるためです。

もうひとつ例をあげると、2階のお子様のお部屋の
扉の入り口に関しては、扉の位置によってモノが置
けるスペースが変わります。

特に北側の壁に置きやすくなるのが図の位置です。
試しに扉の位置をずらしてモノが置けるかどうか確認
してみてください。

家具をどう置くかを考えるとイメージしやすいです。

-開き戸と引き戸の違い-

開き戸は密閉性がいいです。
音のもれや空気のもれが少ないので、居室には基本的
には開き戸がおすすめです。

それに比べて引き戸はどうしても隙間ができるので、
密閉性にやや欠けるところはあります。

その代わりに、
・開けっ放しにできる
・干渉する恐れがない

などの利点があるので、水廻りなどの家事動線に
絡む場所や、人との干渉が起こりそうな場所、
開けっ放しにしておきたい場所などにはとても
有効です。

ただ、引き戸は1階のトイレのように、引く
スペースがないと取り付けることができない
ので注意が必要です。


【窓の考え方】

窓はLDKなどの居室に関しては極力まとめて広く
大きさも揃えたほうがきれいです。

窓にはカーテンが付くことになるので、揃っていたほうが
カーテンの大きさも揃い、きれいに見えるからです。

ここで言う揃えるというのは、東面だけ、南面だけ
のことを言います。
東と南で窓の大きさが違っていたとしても、多少距離が離れて
いればそれほど気にはなりません。


ひとつの面で揃えるようにしましょう。

お隣さんの家の窓があったり、ひと通りが多くて
視線が気になる場合には、1ヶ所に大きい窓よりも、
小さめの窓を2つ3つに分けたほうがいいです。

主寝室の東側は窓を2つにしています。
大きめの窓1つでもいいのですが、1つにすると
ベッドの上部に窓が来るようになってしまい、開け
閉めがしにくいと感じたために2つにしています。

また、窓の位置によってもモノの置きやすさが変わ
るので、意識しながら窓位置を見るようにしてくだ
さい。

西側のお子様のお部屋のように部屋に窓が2ヶ所
ある場合、窓の位置を極力離すようにしましょう。

これは風抜けの話しになりますが、風は入り口が
あり、出口があって初めて風が抜ける、という現象
が起こります。

入り口の真正面に出口があると、風はとても抜け
やすいです。
入り口の隣に出口を作っても、なかなか風は通っ
てくれません。

つまり窓が2ヶ所あるのであれば、真正面に近く
なるように、離した位置にしたほうが、部屋に風
がはいってきやすくなります。

窓の位置を考えるには、以上のようなことに注意
して見ると、何が良くて何が悪いかがわかってくる
ようになります。

これらのことを踏まえ、玄関について少し細かく
お話していきます。

玄関ドアは外側から見ると、右手で開くような開き方
になっています。

扉が開いた側が広いと荷物を持って入る時や出たとき
に動作に無理がなく進めますので、図の開き方のほう
がいいです。

右利きだからこっちがいい、ということがたまに言わ
れていますが、実際には利き腕は意識しなくていいです。

外から開くときは右手でも、内から開くときは左手になってしまうからです。

つまりどっちも一緒で、玄関ドアは毎日開け閉めする
ので、自然に慣れてしまいます。

玄関の窓は
西側という理由
大きい窓だと、開けたときに視線が気になる
(ブラインドなどをつけるのであればいいですが
玄関にカーテンをつけることはあまりない)
という理由で少し大きさをおさえてあります。

窓位置は、リビングから玄関への扉を開けたとき
に窓が見えて視線が抜ける、という理由と
玄関ドアを開けたときに奥側が明るいほうが広く
感じる、という理由で図の位置になっています。

 

このようにしてひとつひとつ生活をイメージしな
がら
考えてみていくと、今までなら気付かなかっ

たことに気付けるようになります。

見過ごして、住んでから初めて気付くようなこと
に気付き、事前に防ぐことができます。

これからはこのワンランク上の見方で間取りを
見るようにしてください^^

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