3月完成の家と5月完成の家の違いとは?

学べる7つの家づくり問題

それでは問題です!

問題:
3月完成の家と5月完成の家
どちらに完成するのがいい?

ちょっと考えてみてください。

・・・

・・・

・・・

では答えを解説していきます。

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Q.3月完成の家と5月完成の家
どちらに完成するのがいい?
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A:5月完成の家のほうがいいです。

これにはいろいろな理由がありますが、大きく言うと、
決算時期が絡んできます。
3月と言うと決算の時期ですよね。

会社の売り上げを確定させるには建物が完成
し、引き渡していることが条件になります。

そのため、本来ならば4月完成でもいいよう
な家を、なんとかして3月までに完成させよ
うとしているのです。

ということは、工期にムリがでてきてしまい
雑な工事になってしまいやすいです。
突貫工事というやつです。

家は完成すると内部は見えません。
一見きれいに見えても、実は中はひどい状態
だったということは現実に起こっています。

職人さんとしては、その短い工期でやるには
雑になってしまうのもやむをえない。。。

ですが住むほうにとってはそれで済む話ではありません。

もちろん工期に余裕をもって3月完成の家も
ありますが、少なからずしわ寄せがきている
可能性もゼロではないです。

別の理由で、引っ越しの話が絡んできます。
会社に入社、大学に入学、または異動などに
よって新しく生活を始める人が多い時期は4月です。

では何月に引っ越すか。3月が多いですよね。

ということはアパートなどを契約する人は
2月3月に契約する人が多いのです。

新しくアパートやマンションを建て経営する
人にとっては、その時期までにアパートや
マンションが完成しているほうが契約して
くれる人が多く、家賃もはいってきます。

なんとかしてそれまでに建物を完成させたいんです。

そのため、やはり工期が短い状態でも完成さ
せようとして突貫工事になります。

また、3月完成の工事が増えてくると職人さん
がいなくなってしまいます。
数少ない職人さんでいつもの工事を短い工期で
やらなけらばならない。

そういった悪循環が発生しやすいということもあ
り、3月完成はあまりおすすめできません。

一方5月はそういった無理な工期でやることも
ない時期なので普段通りの仕事もできますし
また、引っ越しも梅雨前にすることができます。
工事も梅雨時期にかぶることがありません。

そういった意味でも5月はおすすめできます。

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