某TV局でも人気の「劇的ビフォーアフター」
この番組が人気なように、今リフォームに注目が置かれています。
2009年日本での新築住宅着工棟数は約80万戸でした。
では現在ある空家の数はどのくらいあるかご存じですか?
その数なんと約660万戸!
それだけの空家があるんです。
最近では空家をリノベーションしてカフェやお店にしたり、逆に倉庫などを
家にしたりといった事例が増えてきています。
同じように、空家を購入してリフォームをして新しくするといった事例も増
えてきています。
その背景には、現在数多く空家があるため空家自体が安く手に入れること
ができ、コストを抑えられるから、という理由が多いとは思いますが、それだ
けでなく古い家に魅力を感じて空家を購入されている方もいます。
リフォームという業種についてですが、実はリフォームというのはとても参入
しやすい業界なんです。
建設工事を請け負う場合、「建設業」の許可というものが必要になるのです
が、実は500万円以下のリフォームに関してはその許可がいりません。
これよーく考えると怖いことですよね。
だって大した知識もない人でもできてしまうんですから。
つまりその道のプロではない業者が工事をやっている可能性があるんです。
ただ、リフォームというのは家の構造や設備など様々な知識がないとできる
ものではないんです。
表面上きれいに仕上げることはできるかもしれませんが、実際にはめちゃく
ちゃな工事がされていることだってあります。
その場しのぎの工事だけをして、数年後に不具合が起きるという事例は少な
くありません。
2007年7月に起きた新潟県中越沖地震
この地震で崩れたまだ建てたばかりの新築のような家
実はその家、最近リフォームできれいに仕上げていた家だった、ということ
は少なくありませんでした。
間違えのないように言っておきますが、リフォームしたからと言って弱い建
物になるということではありませんよ?
外観や家の中をきれいにしても構造の補強工事がされていなかった、という
ことです。
見る人が見ればわかるんです。
構造的に補強が必要な家なのかどうか
でもその道の専門でやってきていない業者ではわからないんです。
というより見ていないかもしれません。
2階建ての木造で100㎡以下の建物であれば建築士の資格がなくても設計
できてしまいます。
そういう世界なんです。
家は建てて終わりではなく、メンテナンスがちゃんと必要なものなんです。
実は構造上とても大切な柱が腐っていた、なんてことはあってもおかしくあ
りません。
後で予定外のお金がかかった!なんてことを避けるためにも、リフォームを
依頼する時はあらかじめしっかりと専門の人に見てもらってから工事をお願
いするようにしてください。
家づくりのコツその15
リフォームだからといって気を抜かない!
リフォームも大切な工事です。
しっかりと業者を見極め、新築の家を建てるような心構えで臨んでください^^
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